≪一橋大学≫
2024年11月1日 | ||
NIPPON EXPRESSホールディングス 人財戦略統括部長 兼
りそなアセットマネジメント 株式運用部 チーフファンドマネージャー
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講義では物流業界に焦点を当て、物流セクターの株式調査のベテランである羽生氏と日本通運で人事を統括している卯野氏にお越し頂き、物流業界の人的資本経営についてご講演して頂いた。物流業界はいわゆる「2024年問題」でトラックドライバーの時間外労働の上限規制が適用され、またとりわけ若者に対して業界イメージを刷新する必要に迫られている。卯野氏のご講演では日本通運が取り組んでいる人的資本経営と今後の目標について分かりやすくご説明して頂いた。羽生氏のご講演では「物流業界はさまざまな社会課題を抱えているが、社会課題の解決のためのイノベーションこそが投資機会である」といった期待を語って頂いた。発表後はお二人に対して学生から多くの質問があり、講義終了後も個別質問が絶えなかった。今回のゲスト講演は共通トピックについて異なるお立場の複数講師を招聘したが、受講生にとっても有益だったという感想が寄せられ、今後もこのような取り組みをしていきたい。 |
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2024年10月22日 | ||
河北 博光 氏 |
国内外のファンドで長年にわたり日本株式運用に従事し、かつ高いパフォーマンスをあげてきた経験を踏まえ、最近上梓された『世界標準の資産の増やし方:豊かに生きるための投資の大原則』の内容を紹介して頂いた。「何に投資したら、最短で資金をゼロにできるでしょう?」という切り口から、いかにして悪い資産・悪いファンドを避けるかといった視点や、「増やすための資産運用」と「護るための資産運用」を取り違えてはいけないといった含蓄のあるさまざまな“原則”をご紹介して頂きました。円谷自身も多くの学びを得ることができた。なお、河北氏のお話しはYoutube(https://www.youtube.com/watch?v=t6ga3m2kzbo)で視聴することができ、同氏のnote(https://note.com/kind_hiro0127/)にも貴重な記事が多々掲載されていますので、ぜひご覧ください。 |
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2024年10月18日 | ||
三菱UFJ信託銀行
インベストメントチェーンにおける信託銀行の役割を機関投資家という視点、SR/IRアドバイザリーという視点の双方から説明をして頂いた。機関投資家として企業側にどのようにエンゲージメントをしているのか、アドバイザリーとして近年問い合わせが増えている項目などを事例を踏まえてご説明して頂いた。受講生からは「企業と投資家が目指す目標は同じはずであるのに、中長期的な成長に関して重要視される指標に大きなギャップがあることに驚かされた」「実際に企業と対峙している方のお話を聞けて非常に貴重な機会だった」といった感想が寄せられた。 |
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2024年7月12日 | ||
東海旅客鉄道株式会社
広報室長就任前のIR課長時代に頂いたご縁で、JR東海の財務体質の現状とその特徴、さらには現在建設中のリニア中央新幹線の建設状況とそれによる財務諸表への影響について実際の現場の建設状況を交えながら分かりやすくご解説して頂きました。同社の収益力の高さや安全を何よりも重視する行動指針、具体的な安全投資の中身などについて学生からは驚きの声があがったほか、「実際の事業と財務的な指標がどのように関係しているのか見ることができ勉強になった。」「設備投資とメンテナンスを持続的に行わなければならない業界なので、戦略の判断が容易ではない印象を受けました。リニアが与える影響に注目したいと思います。」「自費だけでリニアを完成、実用化させるという意思に大変感銘を受けた。」といった感想が寄せられました。
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2024年7月8日 | ||
グリー株式会社
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2024年6月11日 | ||
金融庁 企画市場局 企業開示課
「コーポレートガバナンス改革に向けた取組み」と題してスチュワードシップ・コード、コーポレートガバナンス・コードの説明を中心に、サステナビリティ、ジェンダー、人権、英文開示、資本コストを意識した経営など、金融庁の問題意識と取組みについて包括的に解説して頂きました。受講生からは「金融庁側の話を聞けて大変面白かった。普段政策などから意図を読み取って推察していたものが、当事者から政策について詳しく聞けて考えが深まった。」「日本におけるコーポレートガバナンスについて、これまでの変遷や現状、他国からの評価などここまで包括的に解説してくださっているのは初めてで、大変わかりやすかった。後でもう一度全て資料を読み返してみたいと思う。」といった感想が寄せられた。 |
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2024年6月10日 | ||
インベスコ・アセット・マネジメント
「37年間の投資家人生を振り返って伝えたいこと」というテーマで大変企業なご講演をして頂きました。37年間にわたり機関投資家として日本の株式市場に対峙し、今年4月に同社運用本部長 兼 最高投資責任者(CIO)を退任されたことを機に、日本企業・資本市場の現状や課題を大所高所から解説して頂きました。株価形成のメカニズムや資本コスト・理論株価の考え方などは長きにわたり第一線で活躍されてきた小澤氏だからこその、他では聞くことができない貴重な論点が多々含まれており、質疑応答も活発に行われました。 |
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2023年7月10日 | ||
みずほ信託銀行 株式戦略コンサルティング部
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2023年5月29日 | ||
ディレクター・ESG/サステナビリティ責任者 青木 広明 氏 アソシエイト 田村 航 氏 |
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大学院修了後、欧州のESG評価機関で日本市場の責任者として、ESG投資家向けの企業調査やESG債の発行体向けのアドバイザリー 業務等に従事。2021年11月に帰国し、2023年4月にシティグループ証券の投資銀行・法人金融部門における日本でのESG/サステナビリティ責任者に就任。長年の欧州での業務経験を交えながら、世界のESG/サステナビリティの現状と日本企業の課題についてご講演して頂き、質疑応答も活発に行われました。 | ||
2022年7月18日 | ||
佐藤 正克 氏 三井住友信託銀行 審議役 依馬 直義 様 |
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『コーポレートガバナンス・IR活動における日本企業の現状と課題』というテーマでご講演頂き、その後に学生との質疑応答を行いました。信託銀行の業務や証券代行業の実態について丁寧に解説して頂き、さらには2022年6月株主総会の総括もして頂きました。信託銀行が行っているコンサルティング業務の特徴など、学生にとっては新鮮な内容が多く活発な質疑応答となりました。 |
2022年5月30日 | ||
河北 博光 氏 Japan Stewardship Initiative(三井住友DSアセットマネジメント) 齊藤 太 氏 |
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両氏ともに投資家としてのこれまでのご経験とご知見を踏まえながら、機関投資家の歴史、海外と日本の運用会社の違い、企業を見る目をいかに養うか、資産運用業界の現状と課題、機関投資家のスチュワードシップ責任の果たし方などについてご講演をして頂き、質疑応答も活発に行われました。 | ||
2021年7月19日 | ||
中川 雅博 氏 三菱重工業・全国株懇連合会理事長 井上 卓 氏 |
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『証券代行業務のあらましと株主総会の「いま・みらい」』というテーマでご講演頂き、その後に学生との質疑応答を行いました。学生にとっては未知の世界である証券代行業務の重要性を説明して頂いただけでなく、2021年6月株主総会の振り返り、さらには今後のバーチャル株主総会の展望について、この分野のエキスパートだからこそ語れるエキサイティングなご講演となりました。 |
2021年7月12日 | ||
ホールセールプラットフォーム企画部 上級研究員 三井 千絵 氏 |
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『サステナビリティな時代、サステナビリティ・レポーティング!』というテーマでご講演頂き、その後に学生との質疑応答を行いました。欧州・米国での非財務情報開示の最新動向や昨今のレギュレーター・機関投資家の動き、さらには世界の中での日本の位置づけや役割についてこの分野の第一人者として大所高所からの貴重なご講演となりました。 |
2020年7月16日 | ||
全国株懇連合会理事長 井上 卓 氏 |
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『株主総会の現在・過去・未来〜株主総会を知れば会社が分かる〜』というテーマでご講演頂き、その後に学生との質疑応答を行いました。三菱重工業で長年にわたりIR・SR業務に従事し、現在は全国株懇連合会理事長としてご活躍されており、日本の株主総会の歴史と表裏を知り尽くした大変示唆に富むご講演は学生にとっては貴重な機会となりました。 |
2018年7月9日 |
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アセットマネジメントOne
運用額で日本最大の機関投資家の責任投資部長という視点で、日本の資本市場の現状や課題、企業とのエンゲージメントの実際についてご講演頂きました。ESG、SDGs、GPIFなど、学部1年生にとっては初めてて耳にする単語も多かったようですが、質疑応答も活発に行われ、大変貴重な経験になったと思います。 |
◆MBA「財務会計」・学部「導入ゼミT」 |
2017年12月11日 |
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機関投資家協働対話フォーラム
セルサイド、バイサイトのアナリストをご経験され、 外資系運用会社にて運用本部長兼CIOを長く務められていた大堀龍介氏をお招きし、 「企業と投資家との対話」というタイトルでご講演して頂きました。 企業と資本市場が抱える問題点、アナリストの役割などについて現場での経験を踏まえた貴重なお話しをして頂き、 質疑応答も活発に行われました。 現在は、機関投資家協働対話フォーラムの立ち上げに参画されており、日本初の共同エンゲージメントに向けた取り組みについても紹介して頂きました。 |
◆学部 「財務諸表分析」講義風景 |
2017年7月17日 |
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大手機関投資家
長年にわたり複数の機関投資家の議決権行使担当アナリストとして、年間数千社の議決権行使を判断している立場から、議決権行使の現状(実際)と行使に際して注目するべき視点についてご講演頂きました。 ご講演に際し、学部生3名が2017年6月総会の3社の議決権行使結果について独自の分析結果を発表し、それに対してプロの目から厳しいコメントを頂きました。 学生にとっては普段あまり触れることのない「株主総会」「議決権行使」「機関投資家」について学ぶ貴重な機会となりました。 |
◆学部 「簿記システム論」講義風景 |
2016年12月19日 |
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株式会社堀場製作所 上杉 英太 氏
「おもしろおかしく」を社是とする堀場製作所にて4年間のフランス勤務を経て、現在は経営企画・IRとしてご活躍されています。 同社は”はかる”技術を中心としたグローバル企業であり、経営戦略本部に所属すればこその視点から、動画を交えながらご説明して頂きました。 社是を支える取り組みとして「徹底した人財育成」を掲げ、キャリア形成にお金と時間を惜しまない経営哲学には学生たちも大いに感銘を受けていました。 |
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◆学部 「財務諸表分析」講義風景 |
2016年7月13日 |
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株式会社カプコン 株式会社カプコンのベテランIR担当者として年間500人の投資家と面談し、その中で培われた知見や海外ロードショーを通じて知った海外投資家の実像などについてご講演を頂いた。 2014年株主総会での買収防衛策否決の裏側や、同社の投資家ターゲティング、さらにはポケモンGOやVR(バーチャルリアリティ)・AR(オーグメンテッドリアリティ)を中心としたゲーム業界の今後の展望などについて大変に興味深いお話をして頂いた。 |
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◆学部 「簿記システム論」講義風景 |
2015年6月22日 |
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プライスウォーターハウスクーパース |
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プライスウォーターハウスクーパース マーバルパートナーズ株式会社 webサイトへ ◆学部 「簿記システム論」講義風景 |
2014年7月14日 |
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Hiden Gems共同パートナー
Hidden Gems webサイトへ |
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12年間にわたる小売業界のトップアナリストとしての経験から、企業を分析する際の視点や小売業界の将来について貴重なご講演を頂きました。 |
2013年7月22日(月)10:35〜 | ||
元日本IR協議会 専務理事 前澤 秀忠 氏 |
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「日本IR協議会で専務理事として日本のインベスター・リレーションズ(IR)を見てきた経験から、『IR就活』をこのほど出版されました。会社のIR情報が就職活動においてどれほど有益な情報源であるかを、多くの学生の前でご講演頂きました。」 |
2013年7月10日(水)10:35〜 | ||
経済戦略構想セミナー 代表取締役 |
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「経済ジャーナリストとしての豊富な経験から、現在の日本経済が抱えているさまざまな重要問題について切り込んで頂きました。IFRS(国際財務報告基準)をめぐる各国の駆け引きや日本の対応、アベノミクスのゆくえなど、活字では知ることのできない裏話も含めてご講演頂きました。 |
2012年7月18日(水)10:40〜 | ||
公益社団法人 |
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「なぜ『コーポレート・ガバナンス』が必要か?」というテーマでご講演いただきました。 これまでの社外取締役の経験やリスク外部性などの観点から、コーポレート・ガバナンスの必要性についてお話しいただきました。また、tone at the top(経営者の姿勢)やコーポレート・ガバナンス風土を変えることの難しさについてもお話しいただきました。さらに、企業のコーポレート・ガバナンスを向上させるために具体的に実行可能な政策手段は何か、学生でグループワークを行ったうえで議論しました。 |